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だらだらと続くボードゲームが意外と大事かもしれない話(6/14)
ありがたいことに、この3月で開所して5年が経過しました。本当にいろんな方々の支えがあって、協力があって続けられています。いつもありがとうございます。
今日は「ボードゲームのすすめ」というテーマで書いてみたいと思います。
たまにやってくるブーム
いろんな種類のボードゲームを置いていますが、普段は日の目を見ることが少ないのがここ最近だったりします!
わりと男子たちが工作好きなので、段ボールやセロテープ、ガムテープなんかを駆使して、銃やら剣やらを器用につくっています。なかなか精巧なつくりのもので結構びっくりするクオリティーだったりします。
また名作が仕上がってきたら、このブログでも共有したいと思います。
さてさて、本題に戻りまして、
今日は低学年のメンバー2,3人で「カタン」に挑戦!
超ど定番の有名なゲームですが、
低学年の子どもたちだけでなかなか始めるのは難しかったりするのですが、それこそスタッフが間にはいっていろいろ補助をしていくのですが、その様子がとっても重要だな~と思ったのでそのことについて共有です。
だらだらと続けることの意味
低学年の子どもたちの集中力がそんなに長続きするはずもなく、進行はゆっくりになるのですが、それでもかれこれ1時間以上やっていました。
だんだんゲームの目的を忘れて、それぞれの目的に向かってやっていました。(笑)
- お気に入りの特定の「資源」カードを集める子がいたり、
- サイコロで狙った目を出すことに一喜一憂したり、
- となりで他の子が見ているDVDに気を取られていたり
たぶん、子どもたちだけでやると、
ちょっと飽きてきたらなかなか続けられなくなったりしますが、「端から見ると、”なんだこれ?”」みたいな状況であっても、それぞれに丁寧に声をかけ続けて、粘りながら進めていきます。(ほんとにすごい。)
いやな感情をもたない
「だらだらと続ける」と聞くと、ネガティブに聞こえますが、
「ただ続けている。」というだけではない意味がありそうな気がしています。
ボードゲームを置いている意味は、多くのゲームが「コミュニケーション」を通じて行うゲームである。というのが大きな理由です。また、「勝ち負け」にこだわりすぎず、みんなでつくりあげる「時間・空間・雰囲気」を楽しめるようになるといいなーということを思っているからです。
なかなか小学校、しかも低学年でそんなことをいきなりやるのは難しいのですが、
せっかく始めたけど、「ルールに従って、勝利を目指さないといけない」ということを強調しすぎると、「やってみたい!」という興味・関心で始めたことなのに、なんだか楽しいと思えなかったり、いやな感情だけが残ってしまったりするな~
そう考えると、なんとなくのノリではじまったけど、
いやな感情が残らずに終わる。というのはとても大事だな~というのを感じたわけです。
いつか、「ボードゲームのよさ・楽しさ」を感じられるようになるため、
ものすごく遠い道のりのようですが、
これこそがまさしく「日常を支援する」ということなんだろうな~とも思うわけです。
現場からは以上です。
今日の夕食
・カレーライス
・コンソメスープ
・もやしの中華風ナムル
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