お知らせ NEWS
子どもの「変化」を実感した瞬間(11/17)
ありがたいことに、この3月で開所して5年半が経過しました。本当にいろんな方々の支えがあって、協力があって続けられています。いつもありがとうございます。
今日は、普段活動する学生スタッフと子どもたちのやりとりをもとにお届けします。
子どもたちの「日常」に入り込む支援
長い子は5年以上通っている子もいますし、学生スタッフにとってはなかなか毎日くる子はほとんどいないため、せいぜい週1~2回になりますが、子どもたちからすると、それこそ週5回・毎日通う施設であり、子どもたちにとっては「日常」の空間になります。
そうした子どもたちの日常の空間に学生スタッフがはいっていくことになります。
やりとりする「言葉」が変わる瞬間
いろんな子どもたちが毎日それこそいろんな気持ちを詰め込んで、帰ってくる場所です。なかには、素直に表現することが難しい。がゆえに攻撃的になったり、少し荒めの表現になることもあります。
そうやって、普段は素直にうまく表現できない子どもが、違う角度で声をかけてきた。
というのが今回のお話でした。
その子は、帰り際にスタッフに声をかけてきたそうです。
・子ども「お前、来週アレな、アレやから!」
スタ 「アレ?ごめん、なんやったっけ?」
・子ども「来週アレな!」
スタ 「ん?わからんわからん(笑)なんやっけなんやっけ?」
・子ども「あれやって!」「一緒に食べような。」
スタ 「お~~!(驚)」「いいよ、食べよう食べよう!」
というやりとりをして、帰っていったそうです。
毎日声をかけ続ける
学生スタッフ本人的には、とても印象的な出来事だったようで、すぐに話をしてくれました。
半年前からすると、そこまでの関係性になるまで、本当に大きな変化でした。
「何かその子とかかわる上で意識していたことってあるの?」と訊ねると、
毎日、無視されたり、心無い返答がきたりしたとしても、「おかえり」って声をかけたり、その子の話に反応をしてみたり、そういったことは意識していたようです。
「叱る」よりも「褒める」よりも「承認」
褒めるのがいいのか、叱るのがいいのか。みたいないろんな人が永遠に悩むテーマかもしれません。
私たちとしては、「承認」がキーになると思っています。
なかでも、学生スタッフが意識して取り組んでいたことって、「子どもたち一人ひとりの”存在”を尊重し、承認する」ということなんだろうときいていて思いました。
そうした積み重ねがもたらした変化なんだろうと思いました。
現場からは以上です。
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